2019年8月25日日曜日

川俣温泉鉄道旅 前編

わかめそばです。

夏の休暇を使って、技術書典やコミケでも度々お手伝い頂いている友人のけぷとん氏 (@kepton_e) と共に、栃木県は鬼怒川温泉の更に奥地、川俣温泉へと旅をしました。この時(2019年8月)の東京は連日35℃超えの猛暑日が続き、暑くて暑くて堪らない毎日を過ごしていたので、涼しげな山奥の温泉地、期待が高まります。

さて、鬼怒川温泉といえば日本を代表する観光地ですが、アクセスのよい温泉地であるという点も見逃せません。自動車を使ってもよいですし、東武の特急スペーシアやリバティで都心から直接向かうことも可能です。しかし、今回は鉄道旅行気分を楽しむため(そして節約のため)、東武鉄道の普通列車を乗り継いで鬼怒川温泉へと向かうことにしました。





スタートはここ、九段下駅です。半蔵門線から直通の列車に乗り、途中の乗り継ぎをはさんで東武日光線行きの電車を迎えます。



鉄道旅で最も至福な時間というのは、のんびりと走る普通列車のボックスシートで安いコーヒーを啜るひとときであると思っています。都会からひたすらに距離を遠ざけていく列車の中は、何に束縛されることもなく、ただ自由な時間が流れています。





乗り換えから1時間ほどで下今市駅に到着し、ここからは鬼怒川線へと乗り換えます。会津鉄道のパワフルな気動車で、急カーブの続く山道を元気よく登っていきます。



鬼怒川温泉駅からは路線バスに乗ってさらに山に向かうわけですが、1時間ほど時間があるのでここでお昼にしましょう。やや歩いたところに「きっかぶ」という焼きそば屋さんがあり、駅前の観光施設群から少し離れたここは地元の方々の憩いの場として愛されています。太麺で食べごたえのある焼きそばは、300円~700円の間で量を調節できるというユニークな方式になっています。



焼きそばをすすっていると突然の豪雨。せっかくの旅行というのに台風10号が接近しているではありませんか。旅の行く先を案じながら路線バスに飛び乗り、1時間半ほど山道を揺られて最初の観光地である川俣ダムへと到着です。

川俣ダムに着く頃には豪雨も収まり、時々雲間から日差しが顔を出していました。川俣ダムすぐそばの瀬戸合峡には大きな吊橋が掛かっており、紅葉の時期になると観光客で賑わうようです。



早速私達も向かいましたが、残念ながら台風の接近により閉鎖中。ダム堤頂から吊橋を望みます。渓谷の切り立った崖と宙に浮いたような吊橋が、日光の雄大な自然を感じさせます。



ダム施設には資料館が併設されており、四季折々のダムの姿を楽しむことが出来ます。冬になるとダム湖一面が氷に包まれ、鹿が降りてくることもあるそうです。



が、この写真、よく見ると鹿が派手にコケているではありませんか。滑ったところを激写された上に資料館にまで展示されてしまった鹿くんに幸あれ(現地では爆笑していました)



再び路線バスに乗り、今回の宿である渓山荘に到着です。



夕食はヤマメの塩焼きに鴨鍋うどんと何とも美味しそう。キリッと冷やした日本酒と共に山の恵みを堪能しました。







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