CPU | Atom Z520 1.33GHz |
GPU | GMA500 |
RAM | 2GB |
HDD | 60GB |
液晶 | 8型 1600×768 |
このスペックでWindowsを動かそうにも、重くて常用に耐えないことは容易に想像がつきます。
そこで、友人のNomuken氏の勧めもありArchLinuxを導入することにしました。
導入の手順は、基本的にはBeginners' Guideに従います。
つまづいた箇所をメモ代わりに記録しておきます。
また、BIOSでGPTを使用するため、先頭の 1007.0KiB の空き領域に必ずBIOS Boot Partition (Hexcode: ef02)を作成して下さい。
Writeを選択してパーティションを書き込んだ後は、必ず再起動を行って下さい。
(もちろん再起動後は loadkeys jp106 と mount を忘れずに!)
(Windowsとのデュアルブートを考慮する場合はGPTではなくMBRでパーティションを作成して下さい。方法は割愛します。)
(出典:archlinuxをVirtualBoxにインストール(1) | Cocoa-tipsを見てちょ!)
これが結構な曲者で、普通にIntel向けのドライバを当ててしまうと動作しません。
Intelのドライバは入れず、以下の手順でインストールします。
1. modesettingを入れます。
ちなみにキーボードによる液晶の輝度調節は、MATEのインストール時に mate-extra を入れると出来るようになります。
/etc/pacman.conf に以下を追記します。
MATE は [community] リポジトリに移されました。
pacman.conf への追記をせずとも MATE をインストールすることが可能です。
以下を実行します。
(他にもSLiMなど使用可能です。お好みで。)
--- 以下デスクトップ環境で設定 ---
Mozc のビルドは Atom だと2時間ほどかかるので要注意。
しかし、非力な VAIO type P では PulseAudio が正常に動作せず、音楽を再生すると激しい音飛びが発生します。
そこで、MATEの「自動起動するアプリ」に
PulseAudio を停止すると、それに依存する音量調節アイコンやホットキーが動作しなくなるため、代わりとして alsa-tray をインストールします。
出典:
sudo apt-get install poulsbo-driver-2d | 遊ぶエンジニア
SatlabWebsiteBlog » LOOX U/G90にLinuxを導入
2014/09/06 追記:
環境によっては pulseaudio を停止しても自動で復帰する場合があります。
その場合は /etc/pulse/client.conf を開き、
このままだと目が疲れてしまうので、液晶サイズ設定を上書きしてしまいましょう。
/etc/X11/xorg.conf.d/90-monitor.conf を作成し、以下を記述します。
(出典:Xorg (日本語) - ArchWiki)
出典:
Arch Linuxでplatex環境の構築 - nyaxtのPC作業ログ
Error: Missing language pack for 'Adobe-Japan1' mapping
導入の手順は、基本的にはBeginners' Guideに従います。
つまづいた箇所をメモ代わりに記録しておきます。
パテ切り
以下のコマンドでパーティションを切ります。# cgdisk /dev/sda自分の場合はswap領域を2GB作成しました。
また、BIOSでGPTを使用するため、先頭の 1007.0KiB の空き領域に必ずBIOS Boot Partition (Hexcode: ef02)を作成して下さい。
Writeを選択してパーティションを書き込んだ後は、必ず再起動を行って下さい。
(もちろん再起動後は loadkeys jp106 と mount を忘れずに!)
(Windowsとのデュアルブートを考慮する場合はGPTではなくMBRでパーティションを作成して下さい。方法は割愛します。)
GRUB
GRUBをインストールする際に、
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfgでout of memoryを吐いて失敗する時は、 /etc/default/grub の最後の行に
GRUB_DISABLE_SUBMENU=yを追記してから、再度
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfgを実行します。
(出典:archlinuxをVirtualBoxにインストール(1) | Cocoa-tipsを見てちょ!)
sudo
ユーザーがsudoを実行できるようにするには、
# visudoを実行し、
# %wheel ALL=(ALL) ALLの先頭のコメントアウトを外します。
yaourt
/etc/pacman.conf に[archlinuxfr]を追記してから、
SigLevel = Never
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch
# pacman -Syを実行します。yaourtインストール後に
# pacman -S yaourt
# yaourt -Syuaでパッケージ一覧を更新します。
グラフィック
VAIO type P には、GMA500 というグラフィックチップが使われていますが、これが結構な曲者で、普通にIntel向けのドライバを当ててしまうと動作しません。
Intelのドライバは入れず、以下の手順でインストールします。
1. modesettingを入れます。
# pacman -S xf86-video-modesetting2. xrandrが入っていることを確認します。
# xrandr3. /etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf に以下を記述します。
Section "Device"(出典:Poulsbo - ArchWiki)
Identifier "gma500_gfx"
Driver "modesetting"
EndSection
MATE
2014/03/10 追記[mate]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://repo.mate-desktop.org/archlinux/$arch
MATE は [community] リポジトリに移されました。
pacman.conf への追記をせずとも MATE をインストールすることが可能です。
以下を実行します。
# yaourt -SyuaログインマネージャとしてLXDMをインストールします。
# yaourt -S mate mate-extra
(他にもSLiMなど使用可能です。お好みで。)
# yaourt -S lxdm~/.xinitrc に以下を記述します。
# systemctl enable lxdm
exec mate-session
--- 以下デスクトップ環境で設定 ---
iBus
iBus と Mozc をインストールします。Mozc のビルドは Atom だと2時間ほどかかるので要注意。
# yaourt -S ibus mozcインストール後、以下を ~/.xprofile に記述します。
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
ibus-daemon -drx
サウンド
/etc/modprobe.d/snd_hda_intel.conf を作成し、以下を記述します。options snd-hda-intel model=auto enable_msi=0これで再起動すると、ひとまず音が鳴るようになります。
しかし、非力な VAIO type P では PulseAudio が正常に動作せず、音楽を再生すると激しい音飛びが発生します。
そこで、MATEの「自動起動するアプリ」に
pulseaudio --killを追加します。
PulseAudio を停止すると、それに依存する音量調節アイコンやホットキーが動作しなくなるため、代わりとして alsa-tray をインストールします。
$ yaourt -S alsa-tray設定よりキーボード・ショートカットを起動し、
ALSAの音量を上げる / alsa-tray +5を登録します。それぞれに音量Up / Downキーを割り当てればキーボードから音量調節が出来るようになります。
ALSAの音量を下げる / alsa-tray -5
出典:
sudo apt-get install poulsbo-driver-2d | 遊ぶエンジニア
SatlabWebsiteBlog » LOOX U/G90にLinuxを導入
2014/09/06 追記:
環境によっては pulseaudio を停止しても自動で復帰する場合があります。
その場合は /etc/pulse/client.conf を開き、
autospawn = noを追記して下さい。
dpiの変更
VAIO type P は液晶が非常に高精細なため、文字やアイコンが小さく表示されてしまいます。このままだと目が疲れてしまうので、液晶サイズ設定を上書きしてしまいましょう。
/etc/X11/xorg.conf.d/90-monitor.conf を作成し、以下を記述します。
Section "Monitor"277 133という数値に関しては、比率がVAIO type Pのアスペクト比と同じであれば、好きな値に設定しても構いません。
Identifier "<default monitor>"
DisplaySize 277 133
EndSection
(出典:Xorg (日本語) - ArchWiki)
LaTeX
せっかくの小型軽量ですから、どこでもレポート執筆マシンにするためにLaTeXをインストールします。yaourt -S texlive-core texlive-langcjk poppler-data/etc/texmf/dvipdfmx/dvipdfmx.cfg を開き、
% f cid-x.mapの先頭にある%を削除してから
sudo mktexlsrを実行します。
出典:
Arch Linuxでplatex環境の構築 - nyaxtのPC作業ログ
Error: Missing language pack for 'Adobe-Japan1' mapping
Bluetooth
以下をインストールします。
Bluetoothデバイスの確認は
デバイスの制御が禁止されている場合があるので解除します。
解除されている事を確認します。全て no になっていればOKです。
Bluetooth サービスを登録します。
起動時にBluetoothを起動するために /etc/udev/rules.d/10-local.rules を作成し、以下を記述します。
ここで一度再起動をします。
BluetoothをGUIから制御するために以下をインストールします。
あとは再起動すれば通知パネルにBluetoothアイコンが表示されます。
出典:
Bluetooth - ArchWiki
No bluetooth adapters detected (Page 1) / Newbie Corner / Arch Linux Forums
$ yaourt -S bluez bluez-utils bluez-libs rfkill
Bluetoothデバイスの確認は
・$ hciconfig -a hci0などで行うことができます。
・$ hcitool dev
・$ sudo lsmod | grep blue
デバイスの制御が禁止されている場合があるので解除します。
$ sudo rfkill unblock all
解除されている事を確認します。全て no になっていればOKです。
$ rfkill list
Bluetooth サービスを登録します。
$ sudo su
# systemctl enable bluetooth.service
# systemctl start bluetooth.service
起動時にBluetoothを起動するために /etc/udev/rules.d/10-local.rules を作成し、以下を記述します。
ACTION=="add", KERNEL=="hci0", RUN+="/usr/bin/hciconfig hci0 up"
ここで一度再起動をします。
$ bluetoothctlを実行し、
[NEW] Controller (MACアドレス) (ホスト名) [default]が表示されれば成功です。 exit とタイプし終了してください。
BluetoothをGUIから制御するために以下をインストールします。
$ yaourt -S gnome-bluetooth gnome-bluetooth-applet-git
あとは再起動すれば通知パネルにBluetoothアイコンが表示されます。
出典:
Bluetooth - ArchWiki
No bluetooth adapters detected (Page 1) / Newbie Corner / Arch Linux Forums
わかめそばmogmog様
返信削除はじめまして やしま と申します。
私も非力なType P にLinux Mint MATEを入れて再生しようとしている者です。
インストールも無事に出来てネット等は良いのですが、音楽再生やYoutubeが音割れしてがっかりしております。 Linux Mintの初心者フォーラム掲示板で先達の方々に教えを請うたのですが、彼らでも未だ解決案を頂けてません。
それで又、いろいろネットで検索しなおして、ついに わかめそばmogmog様の記述に出会いました。
ただ、以下の『』での部分が どこに(ターミナル?)これを入力するのか?
その前後 にどんな文字を入力するのか? が 私のスキルでは判りません。
不躾なお願いですが、 ここの部分をご指南頂けませんでしょうか?
どうか ご検討ください。
サウンド
『/etc/modprobe.d/snd_hda_intel.conf』 を作成し、以下を記述します。
『options snd-hda-intel model=auto enable_msi=0 』
これで再起動すると、ひとまず音が鳴るようになります。
しかし、非力な VAIO type P では PulseAudio が正常に動作せず、音楽を再生すると激しい音飛びが発生します。
そこで、MATEの「自動起動するアプリ」に
『pulseaudio --kill』
を追加します。
PulseAudio を停止すると、それに依存する音量調節アイコンやホットキーが動作しなくなるため、代わりとして alsa-tray をインストールします。
『$ yaourt -S alsa-tray 』
設定よりキーボード・ショートカットを起動し、
ALSAの音量を上げる / alsa-tray +5
ALSAの音量を下げる / alsa-tray -5
を登録します。それぞれに音量Up / Downキーを割り当てればキーボードから音量調節が出来るようになります。
最初の /etc/modprobe.d/snd_hda_intel.conf は、ターミナルに打ち込みます。
削除「sudo nano /etc/modprobe.d/snd_hda_intel.conf」
そして起動したテキストエディタに
「options snd-hda-intel model=auto enable_msi=0」
を入力し、保存します。
「pulseaudio --kil」
は、MATE の「システム」→「自動起動するアプリ」→「追加」→「コマンド」に入力します。
「yaourt -S alsa-tray」
は、Linux Mint では対応していないコマンドです。読み飛ばして下さい。
わかめそば 様 お忙しい中、ご指南いただきまして、ありがとうございました。
返信削除プロセスうまく行ったのですが、たテキストエディタに「options snd-hda-intel model=auto enable_msi=0」
入れてからあと 「保存」の仕方が判りません。 エディターの下に O と記号 保存 と書いてあるのですが、何とOを押すと保存できるのでしょうか?
ご紹介、ありがとうございます。
返信削除ヤフオクで、Type Pを購入したので、最初はMint LinuxかGentooを考えていたんですが、Arch、よさ気ですね。
入れてみます。