2012年6月19日火曜日

iPod classic を修理してみた。 【追記あり】

お久しぶりです。わかめそばです。

昨日、友達から「iPod classic」の120GB、いわゆる第6.5世代を格安で譲ってもらいました。
実は、これが自分が所有することになる初めてのApple製品だったりします。


なぜ安くして貰えたかというと、iPodのイヤホン端子が故障しており、イヤホンの右から音が出ない状態だった為です。
Appleに修理を頼もうにも恐らく保証期間外だろうし、修理代も決して安くは無いそうなので、自分で修理することにしました。
もしiPodがダメになっても、120GBのHDDが手に入るわけですしね。

iPodの分解は自己責任で行なって下さい。
一度でも分解してしまうと、Appleのサポートは一切受けることができなくなります。

さて、作業に取り掛かろうとするわけですが、さっそく最大の難関が訪れます。
それは「分解」
数あるApple製品の中でも、iPod classicは最も分解の難易度が高いと言われています。
その上、iPod専用に製作された分解用の工具も持っていなかったため大苦戦。


結局、Apple製品の分解には決して使ってはならないとされるマイナスドライバー2本を交互にねじ込み、
隙間からじわじわとこじ開けていく作戦に。
当然、本体へのダメージも大きいので、慎重に作業していきます。


1時間ほどかけて、ようやく分解完了。
本体内部には dynabook SS 2120 でお馴染み1.8インチHDDが収められており、背面の大部分をそのHDDが占めています。
てっきりCFサイズのHDD (= Microdrive) が入っているものとばかり思っていたので驚きです。



分解後も、一応動作はしています。


iPodに取り付けられていたイヤホン端子を、はんだ吸い取り線などを使い取り外します。


百均で購入したイヤホン延長ケーブルを途中で切断し、iPodにはんだ付けします。
そこで配線を探っていくわけですが、なぜかイヤホン端子の通りにはんだ付けしても、分解前と同じく左しか鳴らない。
困った。


もうやけくそだ。
チップ部品の端子に適当にコードを当てていき、たまたま右側の音声が出た場所にはんだ付け。
本当にここで正しいのかなんて誰にもわかりません。運と勘が頼りです。


これはひどい。


さらに、分解がハードなら組み立てもハードなのがiPod。
特に、組み立て時にHDDの衝撃吸収ラバーが本体にしっかり収まるよう、注意しなければなりません。
あとはフラットケーブルの断線にも要注意。

そんなわけで、4時間かけてようやく修理が終わりました。


なかなかひどい見た目ですが、それでいいんです。
「動かない芸術品より動くガラクタ」が修理においてのモットーなので(

ちなみに今回の修理代は、イヤホン延長ケーブルに掛かった105円のみでした。激安。

しかし、この分解難易度の高さときたら…iPodはもう二度と分解したくないね



追記 ( 2012/06/23 )


イヤホン端子の調子があっという間に悪くなってしまったので(さすが百均)
上で小さく(二度と分解したくない)とか書きましたが、仕方ないので再度分解。
もともとiPodについていたイヤホン端子を再び取り付けることに。


右側の音声が出ているチップ部品から、イヤホン端子の右出力端子に直に接続。
(というか、最初からこうすればよかった…)


あとは元通りに組み立てて完成です。


二度目ということで、手際よく作業を進めることができました。
これで、見事「動くガラクタ」から「動く芸術品」への昇格を達成!



巷ではPLANEXのことを「動かないガラクタ」と言うそうですね。



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